神田神保町 まんてん 全部のせ

hoge1234562005-06-22

前回は、敢無くジャポネの親方に撃沈した塾員であるが、
リベンジをハイソな銀座ではなく若干、下町風情を残している神田神保町方面へ。

某会議で顔をあわせた、塾員はいきなり、

 「絶好調です。朝もほとんど食べていなく、昼も当然抜きです。」

とやる気まんまん。前回に続いて怪しい雰囲気。

通常は、昼食後でよく爆睡していた某会議であるが、
3人とも腹がすいていて、目をらんらんさせながら参加。
途中、塾員の腹がグーグーなってうるさい。同僚Bは内職で
キーボードの音を鳴らし、塾員は腹を鳴らす。うるさい、チームだ。


九段下到着。珍しく、迷わず、まんてんの方向へ。

15分程歩き、白山通りへ、左にまがった小さな小路に
まんてんはたたずんでいた。

http://www.ousaru.com/curry/

さて、ここでなぜまんてんに着たのか、おさらいをしてみよう。

 ・ボリュームはどのくらいあるのか?
 ・全部のせはメニューにあるのか?
 ・カレーはうまいのか?
 ・マスターは本当に「申し訳ない」を連呼しているのか?
 ・全部のせを選択した場合、ご飯の量は自動的にジャンボに
  格上げされるのか?
 ・カツカレーの普通盛と大盛りは値段が同じなのか?
 
これらの謎を解決するためだ。

17時ちょっと前、到着。こんな時間帯に飯を食うのは
ほとんどいないに違いないと思ったら、先客3名、後からも
学生の集団等がきて、中途半端な割にはにぎわっている。

飲食店街標準の「イラッタイマセー」のアジアンおねえさんが、
オーダをとり、有名なマスターがしきりに、「申し訳ない」をいいながら
かつを揚げている。オーダは、カツカレー大*2、全部のせ。
席に着くと、当然のごとくスプーン入り水となぜか、デミコーヒ。中途半端に
ぬるい。情報によると、マスターの奥さんの実家が豆屋らしい。

あいかわらず塾員が、小さな声で、「全部のせ」。
前回の「親方」コールも小さかった。注文した瞬間、「申し訳ない」マスターが、
「ぜんぶのせぇえええ」といいながら、崩れそうになっていた。
どうしてだろう。揚げるのが大変と思ったのか、またチャレンジバカがきたと
思ったのであろうか。

しばし、できあがりを待つ。まっている間、厨房のカレー皿を眺める。
どうやら、普通用、カツカレー用、カツカレー大盛り用、普通なんかのせ用、
ジャンボ用とあるようだ。普通でココイチのご飯大盛り程度か。大盛りでココイチ
2段階増し位かなぁ。ジャンボはココイチの普通3倍ぐらいだと思う。普通、カレーの
ご飯というのは、皿に薄く盛り付けるのであるが、ここはみっちりパンパンと詰め込みながら
盛り付ける。我々の上物ができあがったようで、ご飯も盛り付ける。
カツカレー大用のご飯を盛り付け、その上にこってりとしたルーをかける。
でっ、申し訳ないマスターがカツを乗せ、その上に、またルーをかける。
素晴らしい。普通、カツカレーの場合、ルーが足りなくなり、結局
ふくしん漬けで食べる場合があるが、ここはそんなことは心配しなくていいようだ。


カツカレーは揚げたてのカツが最初はうまい。
ルーはひき肉、小麦粉タップリの粘度が高いカレー。基本的は
甘い。トッピングの辛さのもとをふりかけ調節する。ご飯はねちゃねちゃした
安い米。まぁ、カレーとしてのレベルは全く、高くない。

でっ、すぐに塾員の「全部のせ」登場。
やはり、全部のせは自動的にジャンボに格上げされるみたいだ。


ヴィジュアル的に素晴らしい。
大きなポテトコロッケ2枚、トンカツ、左側にごろごろしているのは、揚げシュウマイ3個。
左隅に赤ウィンナー(しかも揚げたやつ)3個。

大きさはティッシュの箱ぐらいだと思う。たしかに素晴らしい盛と揚げ物だ。
みているだけで胸焼けしてくる。

塾員は、予想通り、1/3程度で早くも苦しそうだ。
最初に肉と油がたんまり詰まった、揚げシュウマイでやられて、ご飯に手がつかないようだ。
しょうがないので、私はウィンナー1本と、コロッケ一枚分を横からぶんどってやった。
たぶん、私のカツカレーに最初からぶんどった分が乗っていたら、食えないと思ったが、
空腹の勢いで満腹感が来る前にほとんどのご飯を食いきったので余裕であった。

それでも、塾員は、ペースがあがらない。ご飯を1/8.カツを2枚、揚げシュウマイを1個程、
残してギブアップ。そこで、余裕で笑っていた同僚が残りを平らげ、なんとかすべて完食。

情けないぞ、塾員。

最後に「ごちそうさまぁあ」といって、席を立ったら、申し訳ないマスターが、
「申し訳ない、申し訳ない」を連呼していた。いい人だ。

すっかり、油で胸焼けをおこしつつ、神田神保町
後にした。たぶん、もう2度くることはないだろう。

会社について、即効でサンクスにソルマックを買いにいったのは
いうまでもない。